歯科タバコ介入とトレーニング

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ご挨拶

WHOは2017年7月、ホームページに「WHO禁煙支援と口腔保健の統合についての報告書(WHO Monograph on Tobacco cessation and oral health integration )意訳 」を掲載し、世界規模での歯科での簡易タバコ介入の政策推奨が始まりました。2つの背景を紹介しています。まず、口腔疾患は国民の健康負担となる主要な疾患であり、非感染性疾患(生活習慣病)とタバコ使用を含むリスクが共通しているので、タバコ使用をやめることで同じく恩恵が得られます。次に、WHOのタバコ規制条約の第14条のガイドラインでは、包括的なタバコ使用の中止と治療システムの展開の中で、ヘルスケアシステムに簡易タバコ介入を統合することを推奨しています。

このページでは「WHO簡易タバコ介入法によるタバコ依存治療の歯科医療への統合」のための歯科指導者向けトレーニングプログラムⅠ. 知識編e-learningを紹介します。知識が必ずしも実践にはつながりません。知識編を修了された方のために、Ⅱ. 実践編e-learningを公開します(2018年10月公開予定)。実践編では、日常診療での治療機会ごとのコミュニケーションを中心に、学習がすすむように認知・情意領域での一定水準以上の介入能力のある方が受講できます。実践編には世界的に急速に流行している電子型タバコの新しい知識と対応についての臨床能力の獲得がすすむコンテンツを含みます。

このプログラムが、歯科専門家だけでなく健康専門家の口腔領域のタバコ介入への活用が進む最初のステップに役立てば幸いです。

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